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『 幼い素直な気持ち 』








「 ただいま、エリー 」







青年のようなあどけなさを残した柔らかな声は


部屋の奥へと続く暗い寝室へ消えていくように響いた。




雪の付いた茶色いコートを叩き、


壁にかかった木製のハンガーへと吊るす。







( ……寝ているのか? )







コツ、コツ、コツ。




靴が床を叩く。


ドサッと荷物を置くようにソファへ腰掛ける。





ーー彼の名前は、ルブラン。






繊細そうに見えるのは


ネコの様な癖のある栗毛のせいか、身体が薄いせいか。


それとも実年齢よりも10歳ほど若くみられるような


その柔らかな顔立ちか。




しかし、重そうに身体をソファーに預けた部分をみると


やはり中年っぽくもある。








ルブランは娘と二人で暮らすようになって早2年を過ぎる。




ーー妻はもういない。





今夜、窓から見える雪のように白かった妻の最後も、



……地に落ちる前に溶けゆく雪のように、儚かった。





男手1つで娘の成長を見守るのは、


少々困難ではあったが、さすがは妻の娘。





泣き言もなく、しっかりとした子に育ってくれた。


……少々病弱ではあるのだが。






「 ふぅー…… 」






カッ……カッ……と木の音色が心地の良いリズムを、



秒針を動かすたびに、この広い部屋に響かせてくれる。



ーーそこに入り交じる長いため息の音。







彼もまた、現代に生きるハードワーカー。


娘と明るい時間に遊んでいられるのは、7日に1度っきりだ。







『 月の付く日には身体に休符を 』


それが彼の勤める会社の掟でもある。


なんでも社長がロマンチストらしくそういった夢見話を好むらしい。





月曜日は『 ムーンデイ 』だとかなんとか。


……今夜はそんなムーンデイではないが、どこかしろ月の光が綺麗に見えた。





一息ついたルブランは、


エリーが寝ているであろう寝室へと向かおうとした。



















「 ん……エリー? 」







目をこすりながら、とて、とて。


夢の世界からこんばんは。



どうやらクマのおともだちも着いてきたみたいだ。





ピンクの花柄の可愛らしいパジャマの端には、


少女の可憐さを彩る白白としたレース。


ぼさっとしたブロンドヘアーも腰回りではねて踊っている。





夜はぐっすりと眠るお姫様だが、


今日だけはなぜか目を覚ましたようだ。







……そんなエリーの姿は


ルブランの目には、どこか不機嫌そうに映ったようで。












「 どうしたんだい。エリー 」












エリーに歩み寄るルブランは、傍で腰を下ろした。





エリーが夜中に目を覚ますのは珍しい。


日もまたいでしまっているというのに、


夢見心地が悪かったのだろうか?









 おかえり、パパ。待ってたの。寝ちゃってたけど…… 









……どうやらご機嫌ナナメではないようだ。







エリーは足し算引き算を覚えたくらいの


無邪気な年頃だ。





ありふれたパワーなんて、


日中で使い果たしてしまうのが当たり前だろう。





……そんな少女が夢の世界よりも、


今日だけは現実にいるパパに会いたくなったようで。










「 エリー、一体どうしたんだい?怖い夢でもみたのかい? 」









ルブランの口から溢れるは


優しく並べられた言葉たち。





しかし、エリーは首を横に振る。


『クマのプクレ君』もご一緒に、ぶんぶん。





首を傾げ眉をひそめ、クスリと笑う父。


一体どうしたものかと。














ごそごそ、ごそごそ。













エリーはプクレ君のふところから、



『 白くて四角いもの 』を取り出す。





そこには


『 Au cher père( パパへ ) 』


といった文字が書かれている。









どうやらお手紙のようだ。










単なる子供の落書きか、


はたまたおとぎ話の招待状か。


……それは開けてみてのお楽しみ。




ルブランはエリーから、その手紙を受け取る。










「 ははっ。エリーありがとう。……今、読んでもいいかい? 」









エリーは素直にコクリ、とうなずく。





ふわりと金色の絹がルブランの鼻をかすめる


……それでも彼は笑顔を絶やさない。









くすぐったいのは、


鼻ではなくて『 こころ 』












そう、彼は娘から手紙をもらうのは始めてだった。


どこかくすぐったい気持ちも分かる。





折り畳まれた手紙入れから出てきたのは、





薄めのノート紙。





そこにはなにが書かれているのか、



ルブランは期待に胸を膨らませて











『 その扉をあけた 』













ーーーーーーーーーーーー






Papa, bon anniversaire


Toujours doux et


Elly est très heureuse


Il n'y a pas la maman


Puisque Elly soutient un papa


Merci dorénavant





Il y a Elly, un papa et


Très heureux


J'aime un papa





Toujours merci...





Allons rencontrer la maman ensemble cette fois


Je veux dormir avec cela avec un papa aujourd'hui




Elly est solitaire







Il n'y a pas le présent à un papa


C'est un sentiment d'Elly dans votre lettre


Puisque je l'ai mis beaucoup beaucoup


Je veux que vous preniez le bon soin











J'aime un papa








Elly aime des papas !








ーーーーーーーーーーーー









読み終えたルブランは静かに笑った。そして、








ほろり、ほろりと雫が溢れる。










頬を伝う冷たい雪解け水を、



エリーの温かな手が掬ってくれた。








「 ……ありがとう、エリー 」









ルブランは優しく腕を回しエリーを抱きしめる。





エリーは満面の笑みを浮かべる。


ほのかに赤い頬がより目立つくらいに。





落書きでもない招待状でもない、その手紙は、


この冬一番、ルブランの心を暖める









『 少女の無垢な思い 』だった。











ーーーーーーーーーーーー








寒い寒い冬。


まだまだ、これから冷え込むだろう。





おやおや、今日は二人寄り添って眠るようだ。


同じ夢を見ているのだろうか?









それとも別の夢?









二人の繋いだ手は


どんな暖かな夢を


見せてくれているのだろうか。








互いにおでこをくっつけあって



にっこりほほえむ、ふたりの夢は。












ーーーーーーーーーー










パパ、おたんじょうびおめでとう







いつもやさしくて


エリーはとっても、しあわせです


ママはいないけど


エリーがパパをささえてあげるから







これからもよろしくね










エリー、パパがいて


すっごくしあわせ


パパ、だいすきだよ







いつもありがとう









こんど、いっしょにママにあいにいこうね


それときょうは


パパといっしょにねたいな






エリーさみしいの










パパへのプレゼントはないけれど


おてがみにエリーのきもち


いっぱいいっぱいいれたから


だいじにしてほしいな












パパ、あいしてる










エリーはパパがだいすきだよ!











ーーーーーーーーーー








『 ……二人とも、おやすみなさい。 』



その日、雪が降ることはなかった。










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜









ちょっと凝ってみたり……(笑)

暖かな物語を書きたくなっちゃって



つい熱が入っちゃいました。







あなたは言葉で大切なことを伝えますよね?





ふふっ……そこには


『 素直な気持ち 』がありますか?






時には大切ですよ……こころというもの。


あなたの暖かな気持ちは


『 たった1つだけのもの 』





それをよこしまな気持ちで消すんじゃなくって


隠しちゃうんじゃなくって






『 素直に伝えてあげませんか? 』







無垢だったあの頃の気持ちを



忘れないでくださいねっ……♪










16.04.25

執筆:椎名あい

※この物語は実話に基づいたフィクションです








投稿日: [ 2016年04月25日 03:28 ]
この記事のカテゴリ → 『 ちょっとした物語 』

この記事のコメントはこちらっ♪(2)


こんにちは。
あいさん、いつもお世話になっております。

素敵な、お話ですね。

心が「ほっこり」するお話ですね。

文才もあって、あいさんって素敵ですね♪

これからも宜しくお願いします。

応援完了です(*^^)v
[ 2016/05/12 16:24 ] [ 編集 ]
ひーちゃん への お返事。
こんばんは、ひーちゃん。

お越しいただき、ありがとうございます。

こちらこそ、お世話になってますっ♪



素敵ですか……ありがとうございます。

何気ない日常の中での

自分という存在が認められるような

そんな感覚を覚える特別な1日。

大人になると、そういった部分は忘れがちなもので……



そんな中、気づかせてくれるのは

素直な気持ちです。……純粋で無垢で。

ほっこりする中でひーちゃんが

何か見つけることが出来たのなら

私はそれだけで御の字です。

お読みいただきありがとうございますっ♪



コメント並びに応援の方、ありがとうございましたっ



椎名あい
[ 2016/05/13 00:22 ] [ 編集 ]
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こんにちは、椎名あいです♪

椎名 あい


 『 椎名 あい 』 


情報教材アフィリエイター


心理的カウンセラーでもあり

実はベジタリアンだったり意外と健康指向。

カウンセリングと
また少し違った形で

不安、迷い、戸惑い、悩み。


実体験をもとに


それらを『気づき』と呼び

アフィリエイターさんへ
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