アフィリエイト 病院 〜出張カウンセリング所〜 TOP  >  『 ちょっとした物語 』

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『 幼い素直な気持ち 』








「 ただいま、エリー 」







青年のようなあどけなさを残した柔らかな声は


部屋の奥へと続く暗い寝室へ消えていくように響いた。




雪の付いた茶色いコートを叩き、


壁にかかった木製のハンガーへと吊るす。







( ……寝ているのか? )







コツ、コツ、コツ。




靴が床を叩く。


ドサッと荷物を置くようにソファへ腰掛ける。





ーー彼の名前は、ルブラン。






繊細そうに見えるのは


ネコの様な癖のある栗毛のせいか、身体が薄いせいか。


それとも実年齢よりも10歳ほど若くみられるような


その柔らかな顔立ちか。




しかし、重そうに身体をソファーに預けた部分をみると


やはり中年っぽくもある。








ルブランは娘と二人で暮らすようになって早2年を過ぎる。




ーー妻はもういない。





今夜、窓から見える雪のように白かった妻の最後も、



……地に落ちる前に溶けゆく雪のように、儚かった。





男手1つで娘の成長を見守るのは、


少々困難ではあったが、さすがは妻の娘。





泣き言もなく、しっかりとした子に育ってくれた。


……少々病弱ではあるのだが。






「 ふぅー…… 」






カッ……カッ……と木の音色が心地の良いリズムを、



秒針を動かすたびに、この広い部屋に響かせてくれる。



ーーそこに入り交じる長いため息の音。







彼もまた、現代に生きるハードワーカー。


娘と明るい時間に遊んでいられるのは、7日に1度っきりだ。







『 月の付く日には身体に休符を 』


それが彼の勤める会社の掟でもある。


なんでも社長がロマンチストらしくそういった夢見話を好むらしい。





月曜日は『 ムーンデイ 』だとかなんとか。


……今夜はそんなムーンデイではないが、どこかしろ月の光が綺麗に見えた。





一息ついたルブランは、


エリーが寝ているであろう寝室へと向かおうとした。



















「 ん……エリー? 」







目をこすりながら、とて、とて。


夢の世界からこんばんは。



どうやらクマのおともだちも着いてきたみたいだ。





ピンクの花柄の可愛らしいパジャマの端には、


少女の可憐さを彩る白白としたレース。


ぼさっとしたブロンドヘアーも腰回りではねて踊っている。





夜はぐっすりと眠るお姫様だが、


今日だけはなぜか目を覚ましたようだ。







……そんなエリーの姿は


ルブランの目には、どこか不機嫌そうに映ったようで。












「 どうしたんだい。エリー 」












エリーに歩み寄るルブランは、傍で腰を下ろした。





エリーが夜中に目を覚ますのは珍しい。


日もまたいでしまっているというのに、


夢見心地が悪かったのだろうか?









 おかえり、パパ。待ってたの。寝ちゃってたけど…… 









……どうやらご機嫌ナナメではないようだ。







エリーは足し算引き算を覚えたくらいの


無邪気な年頃だ。





ありふれたパワーなんて、


日中で使い果たしてしまうのが当たり前だろう。





……そんな少女が夢の世界よりも、


今日だけは現実にいるパパに会いたくなったようで。










「 エリー、一体どうしたんだい?怖い夢でもみたのかい? 」









ルブランの口から溢れるは


優しく並べられた言葉たち。





しかし、エリーは首を横に振る。


『クマのプクレ君』もご一緒に、ぶんぶん。





首を傾げ眉をひそめ、クスリと笑う父。


一体どうしたものかと。














ごそごそ、ごそごそ。













エリーはプクレ君のふところから、



『 白くて四角いもの 』を取り出す。





そこには


『 Au cher père( パパへ ) 』


といった文字が書かれている。









どうやらお手紙のようだ。










単なる子供の落書きか、


はたまたおとぎ話の招待状か。


……それは開けてみてのお楽しみ。




ルブランはエリーから、その手紙を受け取る。










「 ははっ。エリーありがとう。……今、読んでもいいかい? 」









エリーは素直にコクリ、とうなずく。





ふわりと金色の絹がルブランの鼻をかすめる


……それでも彼は笑顔を絶やさない。









くすぐったいのは、


鼻ではなくて『 こころ 』












そう、彼は娘から手紙をもらうのは始めてだった。


どこかくすぐったい気持ちも分かる。





折り畳まれた手紙入れから出てきたのは、





薄めのノート紙。





そこにはなにが書かれているのか、



ルブランは期待に胸を膨らませて











『 その扉をあけた 』













ーーーーーーーーーーーー






Papa, bon anniversaire


Toujours doux et


Elly est très heureuse


Il n'y a pas la maman


Puisque Elly soutient un papa


Merci dorénavant





Il y a Elly, un papa et


Très heureux


J'aime un papa





Toujours merci...





Allons rencontrer la maman ensemble cette fois


Je veux dormir avec cela avec un papa aujourd'hui




Elly est solitaire







Il n'y a pas le présent à un papa


C'est un sentiment d'Elly dans votre lettre


Puisque je l'ai mis beaucoup beaucoup


Je veux que vous preniez le bon soin











J'aime un papa








Elly aime des papas !








ーーーーーーーーーーーー









読み終えたルブランは静かに笑った。そして、








ほろり、ほろりと雫が溢れる。










頬を伝う冷たい雪解け水を、



エリーの温かな手が掬ってくれた。








「 ……ありがとう、エリー 」









ルブランは優しく腕を回しエリーを抱きしめる。





エリーは満面の笑みを浮かべる。


ほのかに赤い頬がより目立つくらいに。





落書きでもない招待状でもない、その手紙は、


この冬一番、ルブランの心を暖める









『 少女の無垢な思い 』だった。











ーーーーーーーーーーーー








寒い寒い冬。


まだまだ、これから冷え込むだろう。





おやおや、今日は二人寄り添って眠るようだ。


同じ夢を見ているのだろうか?









それとも別の夢?









二人の繋いだ手は


どんな暖かな夢を


見せてくれているのだろうか。








互いにおでこをくっつけあって



にっこりほほえむ、ふたりの夢は。












ーーーーーーーーーー










パパ、おたんじょうびおめでとう







いつもやさしくて


エリーはとっても、しあわせです


ママはいないけど


エリーがパパをささえてあげるから







これからもよろしくね










エリー、パパがいて


すっごくしあわせ


パパ、だいすきだよ







いつもありがとう









こんど、いっしょにママにあいにいこうね


それときょうは


パパといっしょにねたいな






エリーさみしいの










パパへのプレゼントはないけれど


おてがみにエリーのきもち


いっぱいいっぱいいれたから


だいじにしてほしいな












パパ、あいしてる










エリーはパパがだいすきだよ!











ーーーーーーーーーー








『 ……二人とも、おやすみなさい。 』



その日、雪が降ることはなかった。










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜









ちょっと凝ってみたり……(笑)

暖かな物語を書きたくなっちゃって



つい熱が入っちゃいました。







あなたは言葉で大切なことを伝えますよね?





ふふっ……そこには


『 素直な気持ち 』がありますか?






時には大切ですよ……こころというもの。


あなたの暖かな気持ちは


『 たった1つだけのもの 』





それをよこしまな気持ちで消すんじゃなくって


隠しちゃうんじゃなくって






『 素直に伝えてあげませんか? 』







無垢だったあの頃の気持ちを



忘れないでくださいねっ……♪










16.04.25

執筆:椎名あい

※この物語は実話に基づいたフィクションです








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投稿日: [ 2016年04月25日 03:28 ]
この記事のカテゴリ → 『 ちょっとした物語 』

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大切なものが隠れた 『 小さい物語 〜 petit story 〜 』









ーーここは私が書き残した






小さな物語(短編集)が眠っています……












「 楽しい! 」   「 哀しい? 」



「 喜しい♪ 」   「 怒ったッ 」





そーんな、喜怒哀楽が詰まった 「 物語 」 だったり











「 幸福 」   「 愉快 」



「 好奇 」   「 情熱 」




いつまでも前向きな明るい 「 物語 」 の時もあれば♪












「 不安 」   「 絶望 」



「 憂鬱 」   「 戦慄 」




……こういったちょっぴりくら〜い 「 物語 」 の時もある。





そんなたくさんの感情が入った



「 小さな物語 」 の中に、なんとっ!








アフィリエイトで大切な『 なにか 』を



スパイスとして加えちゃいましたっ(笑)









それを探して読むもよし。


純粋に楽しんで読むもよし。





だってそれは……あなたの為の「 物語 」なので♪






ではでは、あなたが惹かれた『 ものがたり 』を



クリックしてご覧くださいねっ♪

(※上にあるものほど新しい記事になります)







ーーーーーーーーーー






● 『 幼い素直な気持ち 』

 → 16.04.25 執筆 ( 無垢で暖かな 素直な物語 )

  「 素直 」 「 こころ 」 「 無垢 」 「 あの頃 」





● 『 少女への後悔 』

 → 16.04.17 執筆 ( 突き刺さる 小さな物語 )

  「 後悔 」 「 行動性 」 「 悲愴 」 「 災害 」





● 『 涙もろくなった話 』

 → 16.04.15 執筆 ( ちょっとした 感想文 )

  「 友情 」 「 言葉 」 「 子供 」 「 絆 」










ーーーーーーーーーーー






いかがでしたか?


大切なものに『 気づいて頂けたら 』



それはそれは幸いです。
 



そうそう。当院では


『 テーマの募集 』もしているのです。



なにかご要望があれば


ホームから『 お問い合わせ 』へ



申し付けくださいませ……それでは♪







もし、『 気づきになられましたら 』

応援お願い致しますね……!



(↓クリックで応援できますっ↓)

投稿日: [ 2016年04月18日 22:24 ]
この記事のカテゴリ → 『 ちょっとした物語 』

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『 少女への後悔 』










『 おねがいします。どうか。かみさま…… 』







少女は祈ることを止めなかった。









ーーーーーーーーー








広い青空ではなく

どんよりとした黒い雲に覆われた中で。




光も差し込まない、薄暗い場所で。






『 おねがいします。かみさま 』






何を願っているのかも分からない。

ドロドロした黒へ。その目はなにかを見ていた。

ーーこの空の向こうにあるであろう何かを。







何をしているんだろうか。

そこには一体なにがあるのだろうか。





私は瓦礫の陰に身を潜ませて


カメラを回し続けた。











『 ゴゴゴ…… 』




鈍い轟音ーー。






こんなどんよりとした天気の日には



かみなり様もどこか不機嫌な様子だ。







私は慌ててカメラにタオルをかけた。


すると間もなく。ぽたり、ぽたり。





静かに話す内緒ばなしのように、しっとりと雨が降る。






どこを見渡しても、黒い黒いカーテンで囲われている。


……当分、光なんてささないだろう。











『 ……がいします。 ーーます。 』





少女はまだ、空の向こうにいるであろう


神様へと祈りを捧げている。





( ーーいけない。 )





私も人である。

無心でカメラを回し続けるのは不可能だった。





瓦礫に囲われた少女を保護しなければーー。












なにを してるの?


ここにいては危ないから。


雨も強くなるだろうし、避難しよう。














警戒されないように、優しく。優しく。


自分の子をあやすように


子守唄を唄うように。










瓦礫の陰から顔を出して、話しかける。


少女は驚く様子もなく、ゆっくりと振り向いた。







こちらに気づいた少女は、ぽつり。



ざあざあ、と。大きな音を鳴らす雨音に、埋もれそうな声で話した。











『 ……かみさま、ですか? 』












ふふ。この私をどこからどう見て神様というのか。


いや……。この状況下ではそう見えてしまうのだろうか?





肌に張り付くブラウス、すす汚れたジーンズ。


結んだ髪さえも今は、水を吸ってより深い黒髪になっている。


……やはり神様とは言いがたい。








「 私は神様じゃない。だけど、助けにきたから 」




少女に一言話す、とたんに。












くしゃり。











新聞紙を手で丸めたように歪む顔。


滝のように降り落ちる雨の中でも分かる。






こちらを見つめる瞳からも


大粒のしずくが、流れ出る。








……怖かったんだろう。


暗いこの町中で、瓦礫にまみれて、服も破れて。






傍観者と化していた、自分がとたんに小さく見えた。


絶えずして空へ祈り続けた少女の大きさと言ったら。




その強さといったらーー。





もう、大丈夫だよ。

そんな声をかける事も出来ない。



変に声をかけてしまっては、

余計に不安にさせてしまうのではないかと。



私は怯えていた。怖いのだ。



少女を救うこと。……いや違うな。


少女に触れることが、何故か怖かったのだ。










『 ……ふぃっく。うぅ…… 』








いよいよ嗚咽を漏らして泣き始めてしまった。

この時、私は新たな感情を知った。



ーー涙はここまで、『こころ』を揺さぶるものか






私は生まれて始めて知った。













がちゃん。







鈍い鈍い接触音。

私の持っていた『 その相棒 』は地面とぶつかった。




数十万円ぽっちの『 相棒 』なんて、今は要らなかった。


普段は誰にも触らせないほどに大切なのに。









なにも言葉はいらなかった。



少女の元へ歩み寄り、小さな背中へ腕を回す。







強すぎるほどに抱きしめた。



これで伝わるだろうか、私の思いは。




安心していいよ、と。


そんなちっぽけな思いはーー。








……雨で奪われていた体温が分かる。




少女は冷たかった。





頬を寄せ合った。……冷たい。






少女の肌とは考えられないほどの


氷の様な、冷たさだった。






この子が落ち着いたら、すぐに避難しよう。



そう、判断しようした矢先ーー。











「 ぎゅぅ…… 」と。






濡れたブラウス越しに


私の肉を掴む、小さな小さな手。





痛くない。それよりも


胸が痛いほどに脈を打つ。





ーーごめんね。もっと早く声をかけるべきだったね。


臆病者の私はそう、心で。こころで謝罪した。













その後に


嗚咽を漏らして咳き込む少女が




私に話したこと。それは







私の今までの心の疑問を全て晴らしてくれた。







彼女が神様へ祈っていた。


黒い雲を見つめていた。



……その意味が。



















『 ……お。おおっ、おがあ、ざん……。 』















『 いなッ…ぐて……! 』





















『 ご、ごわっ……がったッ…… 』










ーーーーーーーーーー







こちらを見つめる顔はもう形容しがたく



小さくなる瞳は、震えていて。



小さなからだも、がたがたと、震えていて。







私を掴む、小さな手は



もっと、もっと。揺れていて。









嗚呼。胸が……痛い。いたい。











「 ごめんねっ……ごめんね、ごめんね! 」








どうして。私はこの子に謝るのだろう。


いったい、この子になにを許してほしいのだろう。






もっと早くに、手を差し伸べればよかった。





この子の勇気に比べれば


私の歩みよる一歩なんて。





目の前に出来ることがあって


それを見ているだけなんて。






私はなんという


『 恥ずかしい者 』なのだろうか。






『 愚かな者 』なのだろうか。








手を差し伸べることしか出来ないなら



なぜ、それをしなかったのだろう。







目の前に起こりうるその現実に



私はどうして、顔を背けたのだろう。










悔しい、悔しい。






……くやしい。









ーーーーーーーーーー












私は今、後悔している。






あの時助けた少女の腕の中には



少女の弟が居たのだ。







落下した瓦礫にぶつかったであろう


頭部への怪我。




そしてそこからの感染症。





冷たい雨に打たれ続け




引き起こされた低体温症。











芽吹いたばかりの小さないのち






あの黒い雲に差す光を見ることなく






笑い、泣く事もなく






平和な今を知ることなく









この世を去った。そう、死んだのだ。























……少女は今、病院にいる。



今日も空を見ているようだ。



決まって聞こえてくる、優しい声はーー。









『 神様、お願いします 』









変わらない単調なメロディーを


奏で続けている。









今もなお、祈り続ける


少女の瞳には



この綺麗な青空は映っているのだろうか。





それとも、まだ。






あの時の黒い空のままなのか。












私はその光景を見る度に


少女が空を見上げる度に







自己を責めることを繰り返している。





これが私の得た後悔だ。






あの時、すべき事をしていれば


きっと救えたかもしれない。





あの時、手を差し伸ばしていれば


きっと生きていたかもしれない。








あの時の出来事は


行動へと移せなかった







私への終身の刑罰となった。


















あなたは私のようにならないでほしい。


少しの情でも、偽善でも構わない。







もし、何か気になったのなら。




『 今、出来ることをしてほしい。 』







あなたが支えになれるのなら



その手を繋いであげてほしい。













ーー私は今も後悔している。











ーーーーーーーーーー












熊本大震災が起きた今。

私たちには、出来る事が限られています。



最善とはならないでしょう。

それでもいいです。





私は二度と後悔はしたくない。





だから。





今だから、出来ること。



今だからこそ、すべきこと。







いつでも出来ることは


いつかすればいいから。








ーーーーーーーーーー






この物語は熊本大震災の際


執筆したものです。




あなたは目の前のすべきことに対して



冷静な判断はされていますか?





今、すべきことはなんですか?





彼女のように、後悔に昏れる日々を


過ごす前に。そうならないように。





私が執筆して、実際に読んでみて見つけた


『 大切なもの 』 は





行動力 





思いやり




こういったものでした。







ーーあなたはなにを得ることが出来ましたか?



 





執筆:16.04.17 椎名あい


※この物語は実はに基づいた(フィクション)です。






他の方々へ気づいてほしい。出来る限りの応援を、おねがいします
投稿日: [ 2016年04月17日 17:23 ]
この記事のカテゴリ → 『 ちょっとした物語 』

この記事のコメントはこちらっ♪(9)


涙もろくなった話







ちょっと

昔と変わったなぁって話。




あのですね……最近ね





すっごい泣き虫になって


すぐに心が痛くなっちゃって






なんというか

もう、ダイレクトに心に刺さるんですね



この前ね

年が離れた弟が居ましてね、4歳の。(※家庭が非凡的な件はおいといてね♪)



『 クレヨンしんちゃんの映画 』を見てたんです

二人してじーーーっとね(笑)



なんだっけ、サボテンの映画でしたよ



メキシコに、しんちゃんのパパの

野原ひろしが転勤しちゃうって話で

家族みんなで行くってなったんですけど




こういった映画ってね……



『 お別れ 』のシーン



ってつきものなんですね。こういった映画って。



しんちゃんがね。

春日部(しんちゃんの地元)から

メキシコへ行く際に



もう、

幼稚園の先生も

ご近所のママさんも

ミッチーもヨシリンも

ななこお姉さんも

ネネちゃん、ボーちゃん、おにぎり(まさおくん)



みんなみんな



涙を流しながらお別れするんです。



いやぁ、この時点で



『 ボロボロボロ…… 』



そうです。静かに流れる訳でもないです。


ボロボロボロボロ。ですからね。



涙が溢れてきて流れていったんですね。

もうびっくりですよ。


私の履いていたジーンズも濃い青色になってね(笑)


「 あー……泣いちゃった 」


なーんて言いながら



ふと横を見たら弟寝てるんですね(笑)



なーに座りながら寝てんだかw





あ、そうそう。

さっきのしんちゃんのお別れの話でさ。



ひとりね。



しんちゃんのおともだちの


名前が入っていないの気づきました?




そう、『優等生の風間くん』


しんちゃんのお友達のね。





あの子、きっと。

認めたくなかったんです。

しんちゃんがいなくなること。



『 カスカベぼうえいたい 』

なーんて

グループなんか作っちゃってね(笑)




子供らしいっちゃ子供らしいんですけど

そこには確かに

『 きずな 』 があるんです。



あの子たちの純粋な純粋な

『 いっしょう、ともだちでいようね 』



そんな意志が秘められた様な

強い強い絆があるんです。



突然ね。

しんちゃんがメキシコに行っちゃうって

先生から発表されてね。




一生の仲間が、突然、いなくなっちゃう。



こんなこと、5歳児に耐えられるでしょうか?



その時風間くんは

びっくりしちゃって

気が動転してしまったんでしょう。




風間くん、


『 その場でしんちゃんを突き飛ばしちゃって 』




それいらい話しかけづらくなっちゃったんですね。





実はそのお別れの発表の少し前に。





風間くん


『 あるもの 』を作ろうとしてたんです。






それは

『 カスカベぼうえいたい の バッジ 』




本当に大切にしているからこそ


『 みんなの為に作ろうとして 』



でも、突き放しちゃった。大切なおともだち。


そうなったら。気まずくて、よく分かんなくて。



なぜか、なかなおりしたい気持ちはあるのに



離れてっちゃうんですよね……



どんどん。気づかない間に。





それでも、風間くんは。



『 5人分 』のバッジを作ったんですね。


いつか渡せるだろうって。

でも、しんちゃんいなくなっちゃうから



その『 いつか 』って

もう来ないんですよね。










ある日、バッジをね

みんなに渡したんです。


ネネちゃん、まさおくん、ぼーちゃん。






ーーだけど、しんちゃんには

直接渡す事ができませんでした。









『 どう接すればいいのかな 』


『 許してくれるのかな 』


『 どうしたらいいのかな 』


『 嫌われちゃったかな 』






5歳児ながら優等生。

それでも心は、まだ幼くて。小さくて。





そして迎えたしんちゃんが

メキシコへ行っちゃう当日でさえも。





しんちゃんを見送らず

お家で勉強していました。






ママにも見送らなくてもいいの?と。

聞かれても、やっぱり強がって。



変な意地が邪魔しちゃって。

結局、行かないよって



言っちゃったんです。



後悔なんて知らないんです。

ただ、分からないんです。



(悪い事をしてしまった)

(こんなにしんのすけを避けてる)

(でも、本当は……本当は……)



むしゃくしゃして

思わず幼稚園のカバンを



「 ばしん。 」



と叩いて八つ当たり。







手も痛むけれど

大切な友達のことばっかり考えちゃう



こころの方が……もっともっと、痛い。












ーーころん。







「 あっ…… 」




そう、声を漏らした一方で

しんちゃんは、もうタクシーに乗っていました。

お別れが出来なかったのです。



でも、そんなこと

風間くんは知りません。








「 っ……! 」



涙なんて、流している暇なんてない。



(しんのすけっ……しんのすけ……しんのすけっ!)



ーー思いだけが。



悔しいのかも分からない。

泣きたいのかも分からない。

謝りたいのかも分からない。



だけど、この思いだけが。



こころの拒絶よりも

身体を動かしちゃったんです。









ーーーーーーーーーー









しんちゃんはもう、駅のホームにいました。



「 しんのすけ、いくぞ 」

父ちゃんの声。



どこを見ても、いない。



改札にも、駅のホームにも。

コンビニにも、どこにも。



ーーどこにもいない。



「 ほーい 」


かざまくんは来ませんでした。



もやもやした感情が

そう、分からないんです。

これがなんなのか。





寂しい。悲しい。



だけど、なにか違う。



なんか、違う。








ーーがしゃん。


電車は駅をでていきます。


いつもはうるさく感じてしまう

駅のホームや電車の中も

なぜか静かで。





父ちゃん、母ちゃん、ひまわり、シロ。

誰も深く考えていません。

一人のしんちゃんのおともだちが。



あの場所にいなかったことを。







ーーがたん、ごとん。がたん、ごとん。





動く、動く。ゆれる、ゆれる。

段々、早くなる。






心がふいに、ふわりと軽くなる。






窓から最後のカスカベの街を見る。




曇った窓に移るのは

夕日を浴びてきらめく大きなビル。





あそこにあるのは見慣れた幼稚園。






目の前には川。









その向こうには河川敷。












ーーそこを走るのは。










「……かざまくん?」















「 とうちゃん!!!!窓あけて!!! 」






列車内にこだまする、我が子の声。



父は注意もできず、ただ圧倒されて。


圧倒されて。



ーーがしゃんと、大きな音を立てて。

壊れそうに窓が開く。




壊れそうだった心も、ゆっくりとひらく。






幼稚園で

ちょっぴり喧嘩してから

はじめて話す言葉。



そして、きっと。


最後になる、言葉。




伝えることなんて山ほどあるのに。


時間はからっぽだ。







ごめんね、かざまくん。



オラ、へんなこと、いっちゃった。



ちょっとしかいられなかったのに。



オラ、かざまくんともっと、あそびたかったのに。












ごめん。しんのすけ。



ボク、ひどいこと、いっちゃった。



すこしだけしかいられないのに。



ボク、しんのすけと、なかなおりしたかったのに。














『 かざまくん! 』 『 しんのすけ! 』














列車の轟音でさえ、それはかき消せなかった。



ふたりの第一声。

ケンカして、初めて

互いの名前をよんだ。


いつものおふざけもないし。


ごめんねでもない、ありがとうでもない。



お互いに、まだ「ここに居る事」を

確かめるように名前を呼び合った。



それがなにより安心でいて、嬉しい







『 なかなおり の ことば 』









列車は加速する。

そして

引き裂こうとする。



あぁ、もうすぐ。もうすぐだ。



ーーもう、会えなくなるんだ。




余りに短い再会。

なみだなんて

ほっぺたを伝うわけない。



風が、その早さが

なみだをながすことも

ゆるしてはくれない。



最後の最後かもしれないのに


『 たいせつなともだち 』と過ごす



ーー時間さえない。






二言目にして、最後の言葉。
















『『 カスカベぼうえいたい!! 』』










『『  ファイヤーーーー !!!!!  』』








たった、これだけの、言葉。










バカと思えるだろうか?

最後の言葉なのにと、もったいぶるだろうか。





『 さよなら 』


『 またね 』


『 いつかあおうね 』





ほら、こんなにもたくさん。

お別れの言葉はいくらでもあるのに。




どうして。

どうして。








『 なかまを かくにんする あいことば 』









そのかけ声なんだろうか。







その言葉。

それだけでよかった、十分だった。



これで、『 なかなおり 』


これで、はなれることはない。




せかいに 5人 しか いない

一生の仲間。






ーー二人が互いにみせあうそのバッジは。





段ボールで出来ていても



なにより夕日に輝いていた。








( ここにいる、ずっといっしょだよ )








この日、二人は久しぶりに 「 笑いあった 」
















ーーーーーーーー



なーんて気づいたら

書いちゃってました。



すっごい感動したというか

私が個人的に泣いちゃってたので。



たまにはこんなのもいいかなって

そして新たな挑戦でもあったのです。



なるべく文字を使わない。

漢字も多く使わない。それでいて



『 これをみんなに伝えるにはどうすればいいんだろう 』

っていう漢字で書いちゃいました。



でも難しいですね……(笑)






途中から上手く

小説のような形に持っていって



そんなこと普段はしないから

『 ちょっとしてみようかな 』って



『 発想力 』は付いてきたかなぁ

なーんてね。









それでは

ここまで読んでくれたあなた。



本当に長かったと思います。

ありがとうございましたっ



なんの変哲もない

アフィリに関さないことなのですが

ふと書く練習も兼ねて……ね



それではーー。








※追記※

 実はこれ普通の日記にしようとしてたんですが

 気づいたら書いてました(笑)



 いやぁ、よく分からないものですね








投稿日: [ 2016年04月15日 23:29 ]
この記事のカテゴリ → 『 ちょっとした物語 』

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こんにちは、椎名あいです♪

椎名 あい


 『 椎名 あい 』 


情報教材アフィリエイター


心理的カウンセラーでもあり

実はベジタリアンだったり意外と健康指向。

カウンセリングと
また少し違った形で

不安、迷い、戸惑い、悩み。


実体験をもとに


それらを『気づき』と呼び

アフィリエイターさんへ
伝えています。


『 伝わってると思ってた… 』


コピーライティング学ぶ前に

◯◯すること学ばないと


0にかけ算しても
結局0じゃないですか?


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